Round.1(第1戦・第2戦)レースレポート

 

2020年8月2日(日)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて、「MINI CHALLENGE JAPAN(MCJP)2020」Round.1(第1戦・第2戦)が開催されました。当初は5月23、24日に予定されていましたが、7月12日に行われたRound.2(第3戦・第4戦)が実質的な“開幕戦”となり、その3週間後にスケジュールが変更されています。

1デイ2レース、決勝レース2はリバースグリッド方式を採用、そして従来のJCW クラスに加え、Nゼロ規定に則ったCooper S クラスが設けられ2クラス混走となることなど、Round.2と同様のレースフォーマットで行われます。

 

 

スリップストリームを巧みに利用したバトルの様子が楽しめる1.5kmのロングストレートをはじめ、ハイスピードコースとして知られる国内有数のサーキットには、JCW クラスが7台、クーパーS クラスが8台と開幕戦より多いマシンが集結。さらに激しいバトルが繰り広げられるに違いありません。オーバーテイクポイントとなる第1コーナー(TGRコーナー)やテクニカルセクションのダンロップコーナーなど、見どころたくさんの富士スピードウェイで、どんなドラマが生まれるのか? MINIファンならずとも興味がわきます。

天候は、晴れのち曇り、最高気温27度という予報。
真夏のレースとしては比較的過ごしやすく、タイヤにもまたドライバーにも優しいコンディションとなりそうです。

 

 

Round.1のエントリーは、JCW クラスが、
#2 後藤比東至 選手(EX-FORM RACING TEAM)
#7 為谷勝太 選手(ダイワグループ)
#9 三浦 愛 選手(IDI RACING)
#10 勝亦勇雅 選手(IDI RACING)
#17 鈴木建自 選手(バースレーシングプロジェクト【BRP】)
#19 松本武士 選手(バースレーシングプロジェクト【BRP】)
#22 吉田淳一 選手(EX-FORM RACING TEAM)

 

そしてCooper S クラスが
#3 木村英樹 選手(WAVESPEED)
#6 伊藤聡夫 選手(CLUB PAZZO ARIIX RACING)
#11 笹 瑞穂 選手(IDI RACING)
#27 諏佐憲二 選手(adidas motorsport a-unit)
#70 増田直人 選手(エムズファクトリー)
#77 永井隆太郎 選手(ガレージピットハウス)
#99 山本 賢 選手(トータルカーショップK)
#337 瀧井厚志 選手(D.D.R)となっています。

 

 

全戦参戦予定だった#57 阿部良太 選手(Team AbeMotors)は残念ながら出場を見合わせましたが、参加車両は開幕戦よりもJCW クラスが1台、Cooper S クラスが2台増え、しかも5名のドライバーがMCJP初参戦ということとなり、その戦いぶりにも注目が集まります。

なかでもスポッと参戦となるJCW クラス #9 三浦 愛選手は、6シーズン連続で全日本F3選手権を戦ってきた強者。前日の練習走行でも調子の良さそうな走りを魅せており、TCRジャパンシリーズの王者、松本武士 選手をはじめ強豪が揃うJCW クラスにおいて、どんな走りを魅せてくれるのか期待が高まります。

 

 

Round.1 予選


JCW クラス


 

スケジュール通り9:00ちょうど、20分間の予選がスタート。EX-FORM RACING TEAMの#2 後藤選手と#22 吉田選手が先陣を切りコースインすると、各車それに続きウォームアップ走行を入念に行い、タイヤを温めます。スリックタイヤを装着するJCW クラスのマシンは、いかにタイヤのグリップのピークを見極めてアタックするかが大きなポイント。

決勝も含めレースは2クラス混走となるため、予選においても他のマシンと間合いをとりポジションに気を配りながら、何周目にアタックラップをとるのかも重要となります。また、タイヤの温め方についても各チームがとても気を遣うところです。気温が比較的低いレースでは、多くのJCW クラスのマシンが1〜2周走行してからピットインし、前後タイヤを入れ替える場面が見受けられました。

これはリアタイヤが温まりにくいことへの対策ですが、今回はまず#9 三浦選手がこの作戦をとり1周ですぐにピットイン。
前後タイヤを入れ替えて再スタートしました。これに続いて#19 松本選手もピットインし、前後タイヤを入れ替えてからアタックする作戦をとりました。

 

 

JCW クラスでまずタイムを出したのは#10 勝亦選手。2周目に2分00秒756でコントロールラインを通過します。さらに#7 為谷選手が、2分00秒775と勝亦選手に肉薄するタイムで続きました。

為谷選手のチーム、ダイワグループは長い歴史を持つ自動車ディーラーで、MINI杉並やMINI西東京などを含め幅広く運営していますが、そのスタッフの中から出場希望者を募りチームを結成。為谷選手はこれまでレース経験はないものの練習を積み重ね、初めての戦いに挑んでいます。なお、ダイワグループはRoundごとにドライバーが異なり、為谷選手もRound.2のみの出場となります。

さて、3周目以降には各車続々とアタック。後藤選手が1分58秒634で2分を切りますが、すぐに勝亦選手が1分58秒296でトップタイムを塗り替えます。しかし、後藤選手が1分58秒113でまたトップに。また為谷選手も1分59秒473と、2分を切るタイムをマークしました。この3人に続いて、徐々にタイムを上げていた#22 吉田選手が2分01秒333で4番手につけましたが、10分を経過するところで三浦選手がアタック開始。3周目に1分59秒999を出します。

 

 

一方、まだアタックしていなかった松本選手が予選時間半分を経過したところで動き出します。
そして、1発目のアタックで出したタイムは1分57秒979。続いて1分57秒841をマークし貫禄のポールポジション獲得となりました。

そして2番手は後藤選手、3番手は勝亦選手、4番手はその後1分58秒743までタイムを縮めた三浦選手、5番手は為谷選手、6番手は2分01秒083で吉田選手、7番手は2分02秒486で鈴木選手という予選結果となりました。

 

 

ただひとり57秒台でポールを獲得した松本選手は、

「開幕戦は私のミスで幻のポールポジションに終わってしまったので、素直に反省していました。それもあって慎重にタイヤを温め、クルマのコンディションをきっちりチェックしてから、前後タイヤを入れ替えてアタックしました。」

 

 

「8月にしては思ったほど気温が上がりませんでしたが、決勝レースはもっと暑くなるでしょうね。そこが勝敗の分かれ目になると思います。三浦選手のことはやはり気になりますね。富士スピードウェイはスリップストリームが使えるので、インフィールドで引き離しても追いつかれ接戦になることがあります。なんとか後続を抑え込んでいきたいですね」

と話してくれました。

Cooper S クラス


 

市販ハイグリップスポーツタイヤ、ダンロップ・ディレッツァZⅢを装着するCooper S クラスは、タイヤをしっかり温める必要はありますが、数周の走行でタイヤのグリップ力が極端に変化することは少ないため、JCW クラスとは予選の戦い方が若干異なります。例えば、初参戦であれば、周回を重ねるごとにタイムを縮めることができる場合も。

そういった意味では、Round.1においてどんどん“成長”するドライバーの姿を目にすることもできるかもしれません。
ちなみにひとつのRoundでは、JCW クラスは6本のタイヤを使用することができますが、Cooper S クラスは4本まで。Cooper S クラスは予選から2戦の決勝レースまですべてを、同じタイヤで走行します。

さて予選がスタートすると、まずはタイヤが温まるのを待ちますが、#6 伊藤選手が2周目に早くもアタック。2分08秒920をマークしました。伊藤選手はツインリンクもてぎで行われたRound.2にも参戦していますが、2レースともマシンが不調で思うような結果を残すことができませんでした。

また、Cooper S クラスのなかで、唯一マニュアルトランスミッション車で参戦しているのですが、今回は万全の体制で臨んでいるようです。伊藤選手はアマチュアレースの経験が豊富で、今後の活躍が大いに期待されます。

 

 

伊藤選手は続く3周目にも2分07秒672と1秒以上タイムを縮めますが、これを追うのは#337 瀧井選手です。瀧井選手は開幕戦に出場しなかったものの、代わって富林選手がD.D.Rのマシンのステアリングを握り、
予選ポールポジション、決勝レース1、2で連続優勝と完全勝利を成し遂げました。その勢いに乗って好結果を残したいところで、2分11秒台から10秒台へと徐々にタイムをあげていきます。

そして4周目に2分09秒932と9秒台に突入しましたが、以降はこれを上回ることはできません。一方、伊藤選手もその後のタイム更新はありませんでしたが、1秒を優にこえるタイム差をつけてポールポジションを獲得。2番手には瀧井選手がつけました。

しかし、ポールポジション争いだけはなく、8台のマシンがなかなかの接戦。3番手は2分10秒658で#27 諏佐選手、4番手は2分11秒299で#70 増田選手、5番手は2分12秒358で#11 笹選手、6番手は2分12秒421で#99 山本選手、7番手は2分12秒455で#3 木村選手、8番手は2分13秒811で#77 永井選手という結果となりました。初参戦組の山本選手と永井選手は予選後半にどんどんタイムを縮めており、決勝レースでの活躍が楽しみです。

 

Cooper S クラスでポールを獲得した伊藤選手は、

「ラテン系のクルマを自分でいじってレースに出場してきましたが、こういったワンメイクレースは初めてです。正直なところ、MINIでサーキットを走ってみて驚きました。クルマの剛性がとても高く、走りの質も素晴らしい。すっかりファンになってしまいました。ぜひたくさんのクルマ好きのみなさんに、このレースに参加してもらいたいですね。開幕戦のツインリンクもてぎでは、まだクルマの扱い方に慣れていなくて苦労しましたが、練習走行をしていくなかでうまくつきあえるようになってきました。このまま決勝も走りきれて、優勝できたらうれしいですね」と予選後の感想を話してくれました。

Round.1(第1戦)本戦結果


 

11時35分、各車フォーメーションラップに臨み、いよいよ決勝レース#1(第1戦)への準備が整います。
2クラス混走となるため、JCW クラスがまずグリッドにつき、3列ほど間隔を空けて後方にCooper S クラスのマシンが並びます。青空がわずかに覗くものの天候は曇り。コースはドライコンディションで気温は27度と予選時より上がりました。

JCW クラスは全車スリックタイヤ ダンロップ D11を、Cooper S クラスはもちろんダンロップ・ディレッツァZⅢを装着しています。レースは11時40分に予定通りスタート。20分間プラス1周の戦いが始まりました。


Cooper S クラス


 

前方のグリッドについたJCW クラスの為谷選手がスタートで出遅れたため、それを避けるように右へ進路を変えつつうまくスタートしたのは、ポールポジションの伊藤選手。2番、3番グリッドの瀧井選手、諏佐選手も冷静な判断で、アクシデントなくTGRコーナー(第1コーナー)を目指します。

さらにTGRコーナーでは、伊藤選手の目の前でJCW クラスの鈴木選手がスピンしますが、伊藤選手はこれをぎりぎりでかわしトップを守ります。さらにこの混乱のなか、諏佐選手が2位へポジションアップし、瀧井選手は3位へ後退。また、8番グリッドだった永井選手が一気に4番手へジャンプアップしました。

 

 

こうして伊藤選手が2番手の諏佐選手に3.5秒の差をつけて1周目を終え、瀧井選手がわずかの差で3番手、4番手に増田選手と続きますが、5番手以降は激しい順位争いが繰り広げられており、永井選手、山本選手、木村選手、笹選手と続きますが、お互いの差はわずかです。

さらに2周目では、1〜4位は変わらないものの、山本選手が永井選手を抜いて5番手へ。そして、3周目には木村選手が永井選手を抜いて6番手へ。以降レース後半となる8周目まで、伊藤選手、諏佐選手、瀧井選手、増田選手、山本選手、木村選手、永井選手、笹選手という順位のまま周回を重ねます。

そして8周目に入ると7位から徐々に順位を上げてきた木村選手がさらに上位を狙ってプッシュ。8周目に山本選手を捉え5位へ、さらに9周目には増田選手をかわして4位につけます。

 

 

レースは最終盤に山本選手が増田選手を追い抜き5番手となり、この順位のまま11周で終了しました。トップを明け渡すことなく見事ポールトゥフィニッシュを飾ったCLUB PAZZO ARIIX RACINGの伊藤選手が優勝。

2位 諏佐選手、3位 瀧井選手、4位 木村選手、5位 山本選手、6位 増田選手、7位 永井選手、8位 笹選手という決勝レース結果となりました。なお、決勝レース#1のベストタイムは、伊藤選手の2分09秒678でした。

 

 

初優勝を飾った伊藤選手は、

「開幕戦の悔しい経験があったからこそ、今回の結果が得られたのだと思っています。FF車でのレース経験は豊富なのですが、先進モデルならではの電子制御にうまく対応するのに時間がかかりました。まだ“乗りこなしている”と自信をもって言えるような状態ではないので、さらに練習して速く走れるようになりたいですね。MCJPには、今回も一緒に走ったadidas motorsportの諏佐さんに誘っていただいて出場することになりましたが、優勝できてほんとうにうれしいです。これからもエントラントみなさんと一緒に、レースを盛り上げていければと思います。」

と喜びを語ってくれました。

 

JCW クラス


 

レースは11時40分にスタート。為谷選手が出遅れ、鈴木選手がTGRコーナーでスピンを喫したものの、幸い大きな混乱はありませんでした。そんななか素晴らしいダッシュを見せたのは後藤選手。ポールポジションの松本選手をかわし、1コーナーをクリア。トップに躍り出ます。

しかし、そこは百戦錬磨の松本選手、すぐに後藤選手を抜き返しレースをリード。3番手には勝亦選手、4番手には三浦選手と続き、この4台は1周目から常に先行車の隙をうかがうように接近戦が続きます。その後方にはやや離れて5番手に吉田選手、さらに少し間隔をおいて為谷選手という順位。TGRコーナーでスピンしコースアウトした鈴木選手は、無事にコースに戻って上位を追い、1周目はこのままの順位でメインスタンド前に戻ってきました。

 

 

 

その後は、6周目を終えるまで順位に変動はありません。トップの松本選手と2番手後藤選手は1.5秒前後の差。また2、3、4位は1〜2秒以内という間隔で周回を繰り返します。

そして順位に変動があったのは7周目。

パナソニックコーナーの手前で三浦選手が勝亦選手に仕掛け、3位に浮上します。さらに三浦選手は後藤選手に迫り、最終周にはスリップストリームを使って前へ出られるかというところまで近づきますが、差しきることはできませんでした。

こうして、安定した速さを披露したバースレーシングプロジェクト【BRP】の松本選手が優勝。2位 後藤選手、3位 三浦選手、4位 勝亦選手、5位 吉田選手、6位 為谷選手、7位 鈴木選手という決勝レース結果となりました。なお、決勝レース#1のベストタイムは、松本選手の1分58秒375でした。

 

 

 

優勝した松本選手は、

「レース前半にプッシュするか、タイヤをいたわって後半に勝負するかはドライバー次第だと思いますが、上位4台はあまりタイム差がないので、20分を通してのタイヤマネージメントが勝負のカギを握ると思っていました。それゆえいろいろと作戦を練っていたのですが、スタートで後藤選手に前へ出られてしまいビックリ。2番手になって作戦変更を余儀なくされましたが、幸いにも抜き返すことができてホッとしました。それからは後方で3台がバトルになっていたので、どんどん引き離すというよりはペースに合わせて距離をとりつつ、タイヤを温存するように務めました。決勝レース#2はリバースグリッドですから、4番手スタートですね。クリーンなバトルで抜いていければいいなと思っています」とコメントしてくれました。

Round.2(第2戦)本戦結果


 

雨は降らないという予報でしたが、午後3時を過ぎると次第に雲行きが怪しくなってきました。黒雲が空を覆い、今にも雨粒が落ちてきてもおかしくないほどに。天候がレースの行方を左右することになるかもしれません。

さて、JCW クラスとCooper S クラスの2クラス混走で行われることは決勝レース#1と変わりありませんが、決勝レース#2の大きな特徴は“リバースグリッド”を採用していることです。

MCJPを楽しみにされている方にはもうお馴染みかもしれませんが、これはそれぞれのクラスにおいて、決勝レース#1で上位60%に入ったドライバーはその順位を“ひっくり返して”グリッドにつくというもの。したがって今回は、JCW クラスが7台、Cooper S クラスでは8台がエントリーしていますから、どちらも1位から4位までがこれに該当し、決勝レース#2は前レースの4位がポールポジション、以下3位、2位、1位の順でスターティンググリッドに並びます。

 

JCW クラス


 

 

リバースグリッドのため、決勝レース#2は、1番手 勝亦選手、2番手 三浦選手、3番手 後藤選手、4番手 松本選手、5番手 吉田選手、6番手 為谷選手、7番手 鈴木選手というスターティングリッドになりますが、フォーメーションラップが始まる時間になっても、ポルポジションにつくはずの勝亦選手のマシンの姿がありません。

マシントラブルを抱えている様子で、この時点で勝亦選手はマシンに乗り込むことなく作業を待つことに。結局、勝亦選手はピットスタートになりました。

レースは午後3時30分にフォーメーションラップがスタート。
そして午後3時35分、予定委通りに決勝レースが始まりましたが、決勝レース#1でロケットスタートを決めた後藤選手が、なんと痛恨のエンジンストール。後続車のほとんどが追い越した後、ようやくスタートを切り、最後方からの追い上げとなりました。

 

 

実質的なポールポジションとなった三浦選手は、後藤選手のスタートミスもあって難なくトップでTGRコーナーに入っていきますが、幸運だったのは4番手スタートの松本選手も同じこと。三浦選手の後方にぴたりとつきます。

この2台に続いて、為谷選手、吉田選手、そして鈴木選手の順でTGRコーナーを駆け抜けます。松本選手は序盤が勝負と考えているのか、1周目から三浦選手に果敢にアタック。ついにダンロップコーナーで捉えますが、三浦選手が粘りを見せ抜かせません。2台にすぐ後方には為谷選手迫り、三つどもえの様相となりましたが、ついにGRコーナーで松本選手がトップを奪取しました。

 

 

こうして波乱と激しいトップ争いのなか、1周目は1番手 松本選手、2番手 三浦選手、3番手 為谷選手が、わずか0.27秒という差でコントロールラインを通過し、視線を釘付けにします。またその後方は、4番手に吉田選手、5番手に一気に追い上げた後藤選手、6番手に鈴木選手、そしてピットスタートとなった勝亦選手が7番手と続きました。

 

 

 

しかしトップグループの大接戦もここまで。松本選手はクレバーな走りで序盤は2位の三浦選手に1〜2秒ほどのアドバンテージを保ちつつ、最後には6秒もの差をつけてチェッカーフラッグを受けました。7周目には、後藤選手が為谷選手を抜き3位となりましたが、そのほかは順位の変動はなくJCW クラスのレースはフィニッシュ。勝亦選手は、5周を終えたところでリタイヤしています。

こうして決勝レース#2の結果は、バースレーシングプロジェクト【BRP】の松本選手が決勝レース#1に続き優勝。松本選手は、開幕戦(1戦、2戦)と合わせて、4連勝となりました。以下、2位 三浦選手、3位 後藤選手、4位 為谷選手、5位 吉田選手、6位 鈴木選手という順位。なお、決勝レース#1のベストタイムは、松本選手の1分58秒227でした。

 

 

 

優勝した松本選手は、
「スタートではポールポジションの勝亦選手がいないことに加え、後藤選手がスタートミスしたので、これはいけると思いました。とはいえ、三浦選手はとても速いのでどこで仕掛けようかとうかがっていたところ、どうやらタイヤが十分に温まっていない様子。そこで1周目から一気にアタックしました。よく雨男と言われるんですが、じつは終盤にポツポツとフロントグラスに雨粒が当たっていたんです。

最終周はもっと降るかなと思ったんですが、何とか持ちこたえてくれてよかったです。4連勝ですが、チームに貢献するという任務を果たすことができて、ただただホッとしています。次戦のSUGOサーキットは得意なコースなので、このまま勝ち続けたいですね。また、SUGOのようなテクニカルなサーキットは、MINIの運動性能や軽快な走りを見る側も存分に楽しめると思います。ぜひYou Tubeのライブ配信をご覧いただきたいですね」
と話してくれました。

 

 

さて、今回は紅一点、初出場の三浦 愛選手にもお話をうかがいました。

「ハコ車でのレース経験はほとんどないのですが、それ以上に前輪駆動のレーシングマシンというのがとても新鮮でした。慣れるのに少し苦労しましたが、とても面白いマシンだと思います。FFということもあってリアタイヤをうまく温めきれなかったりと、タイヤマネージメントなどうまくいかなかった部分があったのは少し残念です。けれど、決勝レース#2では松本選手とクリーンなバトルができましたし、2番手になっても同じようなタイムで走ることができたので、今の自分の力は出し切れたと思います。今年は“KYOJO CUP”というレースなどに出場していますが、もし機会があればMCJPにも出場したいですね」

とのこと。ぜひまたMCJPでの活躍を期待したいものです。

Cooper S クラス


 

JCW クラス同様にこちらもCooper S クラスもリバースグリッドを採用。決勝レース#2は、1番手 木村選手、2番手 瀧井選手、3番手 諏佐選手、4番手 伊藤選手、5番手 山本選手、6番手 増田選手、7番手 永井選手、8番手 笹選手の順でスターティングリッドにつきました。

ワンメイクレースならではの接戦が予想されますが、決勝レース#1で速さを見せた伊藤選手が、4番グリッドからどのように追い上げるかにも注目が集まります。

さて出遅れたJCW クラスの後藤選手を8台ともうまくかわしてアクシデントなくスタート。そしてTGRコーナーへ最初に飛び込んだのは、瀧井選手でした。続いて木村選手、伊藤選手と続き、さらに伊藤選手が木村選手をかわして2位へ浮上します。
そして1周目は、1番手 瀧井選手、2番手 伊藤選手、3番手 木村選手、4番手 山本選手、5番手 増田選手、6番手 諏佐選手、7番手 永井選手、8番手 笹選手の順で戻ってきました。

そして序盤は、瀧井選手と伊藤選手のトップ争いが熾烈で、3番手以降も大きく離されるマシンはなく、なかでも木村選手、山本選手、諏佐選手はワンメイクレースならではの接近戦を繰り広げます。そして3周目に、伊藤選手が瀧井選手をついに捉え、以降は徐々に離していく展開になりました。

 

瀧井選手も最後まであきらめない走りで食らいつきますが、最後は伊藤選手が2秒半弱の差をつけて優勝。瀧井選手は決勝レース#1から順位をひとつあげて、2位でレースを終えました。また3位には、徐々にポジションをあげた山本選手が入り、4位 木村選手、5位 諏佐選手、6位 増田選手、7位 永井選手、8位 笹選手という決勝レース結果となりました。

なお、決勝レース#1のベストタイムは、伊藤選手の2分08秒174でした。

 

 

2連勝を飾った伊藤選手は、

「スタートで1台を抜いて、100Rでもう1台と、1周目に早めに前へ出られたのが功を奏しましたね。そして3周目でトップに出られたこともよかったのですが、実はそこからが大変でした。瀧井選手に迫られてバトルになりましたが、なんとか抑えることができました。2連勝とはいえ、これでチャンピオンが見えてきたとはまったく思っていません。富士スピードウェイは慣れていたのでいい結果が残せましたが、次戦のSUGOはほとんどぶっつけ本番のようなカタチになると思います。なんとかいい結果が残せればとおもいます。」

と気を引き締めていました。

 

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