2018年5月13日、MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES開幕戦富士レースレポート

2018年5月13日(日)、静岡県にある富士スピードウェイにてMINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES 2018(以下:MCJP)の開幕戦を行いました。当日の天気は曇り後雨を予報しており、午前中の公式予選はドライ路面、午後の決勝レースはウェット路面でのレースが予想されていました。

富士チャンピオンレースシリーズのレースコンテンツの1つとして行われ、JAF公認レースカテゴリーとしてこの記念すべき開幕戦に名前を並べたドライバーは10名。日本人ドライバーはもとより香港、タイとアジア圏を中心に3カ国のレーシングドライバーが集まりました。

昨年までのエキシビジョンレースではF56JCWチャレンジカー4台での出走でしたが、2018年開幕戦からは10台での出走となり、よりワンメイクレースらしさ溢れる白熱した展開が期待されます。

会場となる富士スピードウェイ国際レーシングコースAパドックでは、23〜26番ピットがMCJPのピットエリアとなり、Drink Packageご利用のお客様にはNo.8パドックスイートを、Cooper Packageご利用のお客様にはNo.4クリスタルルームをご用意。

またピットビル裏のスペースではMCJPテントはもちろん、KID’S CHALLENGEスペースとしてミニコースを設置しお子様用の体験走行を実施。オフィシャルパートナーのナイトロンジャパン様とadidas motorsport様が展示用のテントを構え、ご来場の皆様を迎えました。

 

 

公式予選

10:00〜20分間で行われたMCJP公式予選。ドライ路面で行われ、開幕戦ポールポジションを誰が獲得するのか注目を集めます。

各車順調に周回していると思われましたが、4Lap目に#1佐藤選手がトラブルによりダンロップコーナー付近で停止。2分を切るタイムを記録しながらも予選を終えることとなってしまいました。

そんな中、奮闘を見せたのがベテランの#32村田選手と若手ドライバーオーディションで選抜された#96山田選手と#16一條選手の3名。ベストラップではコンマ1秒を争い誰がトップタイムで通過するのか、手に汗握る展開となりました。

結果、ポールポジションは1’56.024を記録した#96山田選手。0.157秒遅れて#16一條選手、一條選手から0.167秒遅れて#32村田選手という結果になり、ワンメイクレースらしい僅差での公式予選が行われました。

 

 

プレスカンファレンス

公式予選終了後、クリスタルルームにてプレスカンファレンスとドライバー紹介、イメージガール紹介、ドライバートークショーを実施いたしました。

ケータリングサービスは昨年よりご好評を頂いている、”フードアレンジャー”キムラカズヒロ氏監修のMINI CHALLENGEだけで味わえる食事と、MINI甲府様からは凍らせたストロベリーを入れたコーラに入れたオリジナルドリンク、Berry Colaが振舞われました。

 

 

決勝レース

16:10〜20分間で行われる決勝レース。昼を跨ぐ頃から降り始めた雨によりフルウェットでのWETレースとなりました。

富士チャンピオンレースシリーズとして行われている中、先にレースを行なっていたレースカテゴリーではスピンやクラッシュが続出。MCJPの直前に行われたロータスカップではSC(セーフティーカー)スタートでSCランのまま、解除されることなく規定周回を終えそのまま終了と、降雨と霧による視界不良によりレーシングスピードでのレース続行が困難な状況の中、MCJP決勝レースの順番が来ました。

フォーメーションラップ開始5分前、SCスタートが掲示されセーフティーカー先導のもと、追い越し禁止でレーススタート。

路面と視界を確認しながらの走行が続く中、ポールポジションの#96山田選手と続く#16一條選手は、いつグリーンフラッグが振られても大丈夫なようにウェービングしながらPirerriのレインタイヤに熱を入れます。

しかし、3周をSCランで消化したところで赤旗(レース中断)。そのままレース終了となり、予選結果がそのまま順位変動することなく決勝レースの結果となりました。

 

 

ドライバーコメント

1位 #96 Forge motorsport 山田遼選手(写真中央)

「まず参戦するにあたってご協力頂いた方々、スポンサーの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。予選ポールということで幸先の良いスタートがきれて、決勝もできればみんなでガチで走ってレースをしたかったですが、こういう天候なのでしょうがないかなと賢明な判断だったと思います。コースにも川ができていたりと仕方なかったかな、と。次の筑波まで時間がないので、今回の予選と練習走行で自分の中で課題が見つかったので、そこをしっかり修正して準備して、また次も勝ちます。ポールトゥウィン決めます。」

 

2位 #16  adidas motorsport 一條拳吾選手(写真右)

「一言で、悔しいです。すごい悔しいです。こういうコンディションではレースができない可能性を考えたら、予選の順位を甘く見てはいけない部分があるので、そこでポールポジションを獲れない自分の弱さを痛感することができたので、次回までにそこを改善できないと山田くんの前を走ることはできないと思う。次の筑波では自分が真ん中の席に座れるのように準備していきたいと思います。応援ありがとうございました。」

 

3位 #32 GIOMIC RT 村田信博選手(写真左)

「ちょっと決勝は悪天候になってしまったのですが、多くの皆様にご覧頂きましてありがとうざいました。スポンサーであるGIOMIC RT、並びにMINI CHALLENGE JAPANに携わる全てに人に感謝します。レースについては予選が全てでこの順位が決まってしまった。この若い二人もこれで自分たちが勝ったとは大喜びできないと思うんですよね。ちゃんとレースをして勝ちたかったと思うので。僕も悔しいのはもちろんですが、二人も悔しいはずなので、筑波に持ち越しでガチでレースできればと思います。」

 

第1戦富士 ドライバー獲得ポイント


※決勝BLポイントは、SCスタートのままSC解除されることなくレースが終了したため、全ドライバーに対してポイントを付与せず。

 

第1戦富士終了時点 ドライバーランキング

 

今後の予定

あいにくの降雨により、開幕戦の決勝レースはMCJPらしいバトルをお見せすることができませんでした。各ドライバーも不完全燃焼のままレースを終えましたが、SCランのまま終えることもレースであり、公式予選の重要性が分かる結果となりました。

次戦、MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES 2018は6月10日(日)、茨城県下妻市にあります筑波サーキット コース2000にて、初の1day 2race開催となります。

レース2では、レース1の上位6位をリバースグリッドにして行うので、より入り乱れたバトルが見られること間違いありません。さらには富士スピードウェイなどの国際レーシングコースと違い、筑波サーキットは全長約2kmの短いコースとなるのでより接近したバトルを間近で見ることができます。

皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

 

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