雨の富士スピードウェイ

 

 

昨日、富士スピードウェイにてMINI CHALLENGE専用レース車両のテスト走行を行いました。

が。。朝から生憎の雨。テストメニューがスリックタイヤとブレーキパッドだったので、普段転がし用に使っている中古のレインタイヤを履き、内容を変更して僅かな時間でしたが走行させました。ドライバーはもちろん壷林貴也 選手です。

 

まず、前回のブログで書いたデータロガーの機能が有効にならない問題について、こちらは今回のテスト走行で本体が間違っているというハードウェアの問題ではなく、中のファームウェアのバージョンが上がっていないという結論が得られました。本国から送られてきたアクティベート用のファイルを本体に書き込むと本体のグレードが上がり無事にロギング機能が有効になりました。当初は本体が違えば物理メモリがないのではないか!?ということは、本体を送ってもらって交換!?なんて考えていましたが、最悪の事態は避けられました。

 

これまでAIM製のロガーを使用した経験はありましたが、COSWORTH製(中身はPiリサーチ製)のロガーは初めてなので操作方法などわからないことが多いです。一先ず今回の走行でログデータも無事に取れたので、これから勉強して覚えていこうと思います。

 

ちなみに、ECUからのデータはECU本体側からデータが出ていますが、PCに接続していないとそのログが取れないため、CAN通信でCOSWORTHのダッシュロガーの方に記録させるセットが組まれています。ただし、通常レーシングチームが確認できるデータの内容は運転に関わる部分だけで、エンジンマネージメントの管理データはレースの公平性を保つためデータにロックをかけたうえで主催者により管理されており、レース終了後の車検で全ての車両から不正がないかを確認するやり方をとっています。その辺りは日本でも同様の管理を行いますが、私たちの方では開発用に専用のデコードデータを受け取っているので、全てのデータを確認することが出来ています。

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こちらが念願のログデータです。ログデータからは様々なことがわかりますが、今回の走行データから簡単にわかりやすいところをご紹介しますと、ラップタイムは2分9秒830、最高速度:215キロ(メインストレート)、その時のエンジン回転数:6130RPM(6速)でした。ラップタイム的には激しい雨と霧とヘビーウェット路面という状況を考えると想像以上のポテンシャルです。また、驚いたことにブレーキング時には前側に1.2G、コーナリング時でも左右に1Gを超える荷重がかかっていることが確認出来ました。中古とは言えレインタイヤの素晴らしいポテンシャルと、まったく前が見えない中でドライブする壷林選手の集中力には脱帽です。

 

本国のボスが大好きなファイヤーをありがたく拝ませていただきました(笑)

本国のボスが大好きなファイヤーをありがたく拝ませていただきました(笑)

なお、今回のストレートエンドのエンジン回転を見る限り、今回の車両を日本に入れる前に特別にオーダーしたギヤ比はいい線で的中している印象。ただし、タイヤ外外径を今回の走行で使用した620㎜から610㎜への変更を計画しており、そのテストを実施する必要はありますので、正式にドライで走った状況をみて最終的なギヤ比のセットは判断しようと思います。

 

今回の公開テストは悪天候に見舞われてしまい午前のセッションのみで中止の判断しましたが、朝早くから、このプロジェクトに期待を寄せていただいているMINIオーナーの皆さまをはじめ、各メディアさま、各メーカーさまにもお集まりをいただきました。皆さまが期待する姿はご覧いただけなくて大変申し訳なく思いますが、引き続きテストを重ね、一日も早く実際のレースを開催出来るように頑張りたいと思いますので、応援の程をよろしくお願いいたします!

 

それにしても天気だけは、他のイベントを含めていつも悩まされますね。

実は、この走行の前の10月4日には一部メディア向けに袖ケ浦フォレストレースウェイにて転がしたのですが、その日は久しぶりに汗ばむ位の晴天。テストメニューの消化はなかったのですが、取材対応だったので皆さん良い写真が取れたと思います。

 

その時の様子から期待の一コマをご紹介。

 

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